安室奈美恵さんへ

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K君の8ビートは日に増して良くなっていく。ただまだテンポに合わせて叩いていくのは難しいようで、しかし彼の中では今色々なことを同時に考えながら8ビートを刻んでいるので無理もない。しかし僕は彼のガッツを感じるしこちらも熱を入れているのも伝わっているから彼もそれに答えようといつにもまして真剣に取り組む。彼は叩き方も僕に似てきている。ドラマーとしての心構えや精神にも触れてきているためその取り組む姿勢にもより一層真剣さが伝わってくるのだろう。彼には以前、ドラムのダイナミクスについても口頭で説明したが実際の練習時にも取り入れているようで、こちらが言わなくてもその重要さが分かっている様だ。彼はシンバルの叩き方に早くも優しさを取り入れてきた。シンバルや、スネアを叩く時のタッチがすでに優しい。これには訳がある。一週間ほど前のレッスンで、『ドラムを叩く時には愛をもって接してほしい、まるで彼女を撫でるかのように、大事な友達の事を思うかのように、ただひたすら力任せに叩いては良くなるものも鳴ってはくれない。ドラムだって気持ちいと感じることはあるのだ。(おそらく)ドラムも、力任せに叩かれまくって鳴らされるより自分も共鳴しながらお互いならしあう関係の方が良いと思うからだ。そう、人は人に共鳴する。またドラムも人に共鳴する。よい音を出してくれる人がいればドラムも良く鳴ってくれる。犬も同じ。よく構ってくれる人には良くなつく。ドラムも同じで良く磨いてくれる人、大事に鳴らしてくれる人、可愛がってくれる人にはいい音を出してくれる。』と彼に伝授したからかもしれない。これにいち早く察知し実施した彼にはセンスを感じる。ただ世間にはいろいろな人がいる。一個人の意見であるともしかりと伝えた。そして、K君と話してそろそろ課題曲を決めようとの話になった。彼は毎回色々なミュージシャンの曲を持ってくるので何にするのだろうと思ったら、以前彼に聞かせた安室奈美恵氏のLove Storyだった。この曲は僕が個人的にすごく好きな曲だ。彼には安室奈美恵さんという方は日本を代表する歌手であるが、惜しくも引退されるてしまう、がその人気は消えることがないだろう。と伝えていたからかはからないが、彼の心にも引っかかった様で気に入った様で僕も嬉しかった。安室さんの歌がインドの子供の胸を打った。これは安室さんのインド公演の可能性を感じた一瞬だった。彼にはこの曲のメインでもある、シンバルワークと、クローズリムショットを教えた。後は、クローズドリムショットと8ビートを織り交ぜながらのリアルドラムの練習をする。この曲に合わせたシンバルを叩くではないか。彼はきっといいセンスをしている。いつも毎朝2,3時間水泳の練習をしてからくるため猛烈に疲れている彼。そんなK君は中盤になると、いつも僕にドラム叩いているのを見せて欲しいという。彼が疲弊しいるのが分かるし、この時間も彼には必要といつも感じているので(実際に僕もYAMAHAで松原先生に教えて頂いている時に時折リクエストして叩いて頂いていた)これが大事なことはよく理解できるので僕もいつも演奏する。僕はその時、松原先生が演奏している一瞬を全て盗む勢いで食い気味で見ていた。わからないことはすべて聞いた。帰り道もずっと叩いていた。僕は音楽に夢中だった。そんな13歳、彼と同い年。彼のドラムへの情熱を冷ますことなく熱し続けてBURNし続けて背中を見せていきたい。彼は今日、感謝の印にこれをプレゼントしてくれた。大事にするよ。仏像。素晴らしい贈り物をありがとう。

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